スタディツアーレポート

良心塾

投稿日: 2017年4月13日

先月は、美容院の経営者でもあり、大阪市福島区で元受刑者の雇用、更正を促進するプロジェクトを運営する良心塾の黒川社長を訪問させて頂きました。

再犯が5年以内で47%のところ、仕事があることによって再犯率が4分の1になることから、日本財団と千房の中井社長で「職親プロジェクト」
shoku-shin.jp/2017/03/4.htmlがスタートしました。

中井社長の講演に感動した黒川社長は、自身も若い頃にやんちゃをした経験があり、職親プロジェクトは自分の与えられた役割であると、受刑者の採用を決意。

しかし仕事を提供するだけでは、雇用する側との距離があるため、刑務所と職場を斜めに繋げる支援施設があればいいのではと、「教育」「住居」「仕事」の3つをセットで更正を支援することに。

福岡の株式会社ヒューマンハーバー
www.humanharbor.net/
の理念に共感、人として力をつけて第2の人生に旅立っていくための
株式会社ヒューマンハーバー大阪を設立。
収益を再犯防止に活用できるように、理念に共感した企業に、いらなくなったものを出してもらうリサイクル事業を運営しています。

日本財団 再犯防止プロジェクト
黒川社長のインタビューはこちら↓
shoku-shin.jp/activity/people/2016/02/post-3.html

対象者は
・虐待経験、育児放棄されているケースが多い。
・凶悪犯罪というよりは、自転車を盗む等の犯罪で少年院に入っている。
・プロジェクトとしては、初犯だったり、凶悪犯罪者は受けない。
・事前に面接をして、更生する意欲があるかどうかを確認する。
・職場はリサイクル、千房、美容室など。
・一時期は「職親」に入ることが決まればすぐに刑務所を出られると利用されることもあったが、現在は目的が伝わってきて本当に更生したい若者が来るようになった。

寮は
・期間は、半年から1年間。
・良心塾の2、3階が寮になっている。(最大7名)
・現在4名、これまで10名が関与。
・年齢は18〜26才
−現在は26才の男性が10代とのつなぎをしてくれて、先輩後輩のようにうまく機能している。
・女子寮は別にあるが、現在はいない。
・どうしても○○になりたいという目的がなければ続かない。
・企業から4万円(全部企業負担、半分本人負担等)出ている。
−自立をするためには本人負担もあった方がいい。
・最初に入った子が真面目に頑張ってくれてイメージが良くなった。

プログラム内容は
・1年くらい経てば100万円くらい溜めることもできる。
−魔が差さない状況をつくる
・社会で活用できるような勉強をする。
−国語、数学などお金の管理が苦手な若者が多い。
・メンタルケアはカウンセラーが来てくれている。

今後は、
・出口も大切だが、入口を変えていかなければ、、、
−家庭のあり方、親との関係性を改善する必要が有る。
−家庭が難しければコミュニティで関わっていけるように
・成功事例がまだ少ない。
−どう目的を持たせられるか?
−仕事に打ち込める環境をつくる。

など、お話を伺って、ものすごく大切な社会の課題に取り組んでおられるなあと、また、若者との関わり方が本当に家族のようで、父親のように彼らを教え、育て、育む姿勢に心を打たれました。

貴重な機会をありがとうございました!

 

イベント・フォーラム

応援企業

  • 大阪ガス
Copyright(c) osakawokaeru100ninkaigi. All Rights Reserved. Ver.4.8